2014年度モデルエアコンの新冷媒(ガス)R32について
パナソニックのエアコン2014年度モデル新製品が1月出そろいました。
2014年度モデルは全機種新冷媒、つまり新しいガスを採用しています。
この新しいガスR32は、今までのガスR410Aとどう違うのでしょう?
今までのガスR410Aも、新しいガスR32もHFC(ハイドロフルオロカーボン)というガスですが、R410AはR32とR125というガスを50%ずつ混合した混合ガス、R32は単一冷媒のガスという違いがあります。
いずれのガスもオゾン層破壊がないため、オゾン破壊係数は0となっています。
しかし、地球温暖化係数はR410Aの2090に対して、R32は675と1/3以下に抑えられているため、新しいR32のほうが環境に優しいガスといえます。
また、省エネ性能の面でも、R410Aに比べ、流動性の高いR32は、配管をスムーズに流れ、高効率な熱交換が可能で性能が向上しています。
さらにパナソニックの2014年度モデル新エアコンは、この新しいガスの能力を最大限引き出せるように、細部まで新開発・新設計となっております。
ただし、デメリットもございます。
今まで日本国内のエアコンは、安全面から不燃性のガスが採用されており、海外では、エアコンの可燃性冷媒からの火災や爆発事故がありましたが、日本ではそういった事故はありませんでした。
昨年までのガスR410Aも不燃性でしたが、新しいガスR32は微燃性となっております。
もちろん正しい知識で、確実な取扱・管理、また規定に沿った施工を行っていれば、安全に使用できる冷媒です。
冷媒回収技術者資格取得済みの当店はエアコン工事のプロフェッショナル、もちろん工具も各ガスにあわせた工具をご用意いたしております。
当店におまかせ下さったお客様は、ガスの種類など意識する必要はございませんのでご安心ください。
小田宗弘
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